ブログの表現に色気を加えたくて『レトリックのすすめ』を読んでいる。
その中で「喩える」という項があった。喩えにも何種類かあって代表的なのは直喩と隠喩だ。んで、その項を読んでいたときに思ったのだが、直喩の方が圧倒的に分かりやすいのに、なぜ隠喩ってものがあるんだろう?下手したら、喩えであることに気づかないじゃないか。
んで、思ったのは隠喩には"気づき"の快感があるんだろうなってこと。独力で「あ、これは、こーいう喩えなのね。」って分かるのが脳にとって快感なんだと思う。隠喩の度に、いちいち「あ、これは、こーいう喩えなのね。」って意識することはないけど、脳みそくん的には、その"気づき"に対して快感物質であるドーパミンをバシュッと出してるんじゃないかなぁ。
直喩だと、最初から答えが出ているのでドーパミンは出ない。
脳科学者である茂木さんの本によると、ドーパミンってストレスを乗り越えたときに よくでるらしいので。
もしそうだとしたら、コーチングの効果と同じだなぁと思った。あ、あと、今日やってたロンドンブーツの番組で「アレ」の名前を思い出すって企画もそうだなぁ。思い出せそうで思い出せない「アレ」の名前を、頑張って思い出す企画。思い出せたときの出演者の方々の表情は非常に気持ち良さそうで 演技以上のものを感じました。
1: mynz 『暗喩には移譲(delegate)の働きがあり、その言葉が相手にどう咀嚼されるかは不定であることがキモなんじゃないかなぁ。養老孟司...』 (2008/04/16 20:09)
2: わけん 『暗喩が受け手の理解にたいして多様性を産むということは分かります。しかし、言葉というものは自分の持っている情報を相手に伝えるもので...』 (2008/04/17 24:12)