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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2007/11/15(木) カラマーゾフ飲み会

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もう結構前になってしまったけど、先週だったかな。
カラマーゾフ飲み会をしました。
カラマーゾフの兄弟を読んだ感想を語る会。

いつものごとく本の話は20分ぐらい。
他は他愛もない話ばかり。

20分の話の中で出た話題の一つとして、キリスト教が題材になっている小説が多いのはなぜだろうというのがあった。
僕は、本は読むけど、そんなに小説は読まない。それでも、今までに、「沈黙」、「塩狩峠」、そして「カラマーゾフの兄弟」、と
キリスト教を題材にした小説にいくつかあたってきた。
しかし、仏教とかイスラム教の話は、とんと読んだ覚えがない。

キリスト教は信者の母体数がそもそも多いというのもあるけど、友人の説では「宗教的に物語が多い」からではないかと言っていた。
たしかに、旧約聖書は物語の宝庫だと思う。一理ある。

僕が後から考えた理由は、
「キリスト教の教えは、一般的な人間の感覚とずれており、そこに人間的な葛藤が生まれやすいから。」
というもの。

もっと簡単に言うと、キリスト教って悪人でも許す宗教だけど、普通の人間は悪人をなかなか許せない。
そこに葛藤が生まれ、そしてドラマが生まれやすい。それゆえキリスト教を題材にした小説は多いんじゃないかって思ったんです。

どうでしょ?


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