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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2008/01/23(水) とうとう『ゆきゆきて神軍』を見た。

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mynzさんにオススメされて、はや数年。AmazonでDVDを見つけたんで、購入して、とうとう見ました!
壮絶でした。生々しくて気持ち悪くなってきました。

『ゆきゆきて神軍』は一部の人には有名なドキュメンタリー映画なので、いまさら説明の必要はないかも知れませんが、いちおう説明しておきます。
これは元日本軍兵士の奥崎謙三さんという1人の男性にスポットをあてたドキュメンタリー映画です。
奥崎謙三さんとは、以下のような事件歴を持つ方です。


  • 不動産業者傷害致死

  • 天皇にパチンコ玉を発射

  • 天皇ポルノビラをまく

  • 田中角栄殺人予備罪で逮捕(不起訴)

  • 元ウエワク残留隊隊長の息子に発砲


こういう方をアナーキストと言うんですよね。

目的を達成するために暴力をふるうところには共感できないけれど、そのエネルギーはすごいなぁと思いました。
このエネルギーはどっから来るんだろう。


映画内で繰り広げられる戦争体験者同士の会話は、ほんと生々しい。テレビなんかで見るサラサラしたものとは全然違う。
テレビのは悲惨な行為や現象が語られたり写されたりしているのだけれど生っぽさがない。
どこか遠い世界の話のような気がしてしまう。

その点この映画はひどく生っぽさがある。生身の人間の葛藤が見ているものの心にまとわりついてくる。
どこか遠い世界の話という、いい訳が通用しない感じ。逃げたくても逃げられない。

さて、この映画、どうやら続編のようなものが存在するらしいです。しかし、作った人は全然違うらしい。Amazonのレビューを見ると、ほとんどの人が★1つ。しかし、コメントには「サイテーだけど価値がある。」というものが多い。気になる…。見るべきか見ざるべきか…。

1: mynz 2008年01月23日(水) 深夜1時16分

「ゆきゆきて、神軍」とは懐かしい。本人も忘れていた。
同じ原監督の「人間小説家」も興味深い作品。派手さはないけど「ゆきゆきて」以上にぞっと、そしてガツンときた印象がある。

ちなみに去年、2007年の一番お気に入りの映画は「甲野善紀 身体操作術」。
これまたドキュメンタリなんだけど、古武道の先生が妙チクリンな動きを見せて、淡々と思想を語るだけの安い作品だけでスゲー面白い。動きを見ているだけで飽きないのだけど、さらに「矛盾を矛盾のまま受け入れる」という不思議な禅問答の様な思想を語り、その思想が身体を、もしくは身体がその思想を体現していて非常に不思議な気分になる。
これはダンサー・わけんとして必見ですYo!

今、調べたらAmazonでもDVDを扱っている。安いし自分も買おうかなっと。

<a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%94%B2%E9%87%8E%E5%96%84%E7%B4%80%E8%BA%AB%E4%BD%93%E6%93%8D%E4%BD%9C%E8%A1%93-%E8%97%A4%E4%BA%95%E8%AC%99%E4%BA%8C%E9%83%8E/dp/B000OPPRF4" rel="nofollow">http://www.amazon.co.jp/%E7%94%B2%E9%87%8E%E5%96%84%E7%B4%80%E8%BA%AB%E4%BD%93%E6%93%8D%E4%BD%9C%E8%A1%93-%E8%97%A4%E4%BA%95%E8%AC%99%E4%BA%8C%E9%83%8E/dp/B000OPPRF4</a>

そうそう、奥崎謙三の「神様の愛い奴」はサイテー。自分はこの監督を絶対に許さない。

2: わけん 2008年01月24日(木) 午後11時51分

>「人間小説家」
「全身小説家」ではないですか?Amazonでは在庫切れでしたが、used商品で9600円の値がついてました!見たいけど、高い!

>「甲野善紀 身体操作術」
これは、ダンサーとしてはめちゃくちゃ気になります!さっそくAmazonのカートに入れさせてもらいました!

>「神様の愛い奴」はサイテー
うーん、しかし、今日、会社の同期にオススメされてしまいました。購入するか考え中です。


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