▼ 2007/07/16(月) 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか』を読んだ
ひろゆきさんが、どーいう方なのか全然知らなかったけど、この人は天才だなぁと思った。
考えが、普通の人から見ると極端で、ぶっとんでいる感じがする。
ジャーナリストの佐々木俊尚さんとの対談が面白くて、
『梅田(望夫)さんは常に理想論を言いすぎて反論できないから、そこで話が終わってしまう。一方で西村(ひろゆき)さんは、あまりにも現実的でベタな話をしすぎて話が終わってしまう。2人は両極端なんじゃないかなと。 ...(中略)... 理想と現実のせめぎ合いに生きている我々の気持ちを、2人とも理解していないな、という感じはちょっとするかもな。』
という発言が佐々木さんの人間っぽさというか、生っぽさが出ていておもしろかった。
Webの話意外でも、天才達の言うことが、理想と現実のせめぎ合いに生きている普通の人たちの気持ちを理解してくれてないなぁっと思うことは結構ある。
もしくは意図的に無視しているのかもしれないけれど…。
集合知と集合愚の話が面白かった。
「ガリレオ・ガリレイの時代に集合知があっても、地球が回っていることにはならなかった。」
集合知が正しいということが間違っていて、大衆が間違ってしまうことがある。
お恥ずかしながら、集合愚というものを全然考えずに、「集合知っていいよね!」みたいなことを口走っていた。
じゃー、どうすりゃいいの?と言われても、回答は思い浮かばなくて、これからも人類は集合愚という危険と隣り合わせで生きていくしかないのかなと思う。
その他、元オン・ザ・エッヂの取締役最高技術責任者である小飼弾さんとの対談も面白かった。
天才同士の会話なので、内容がぶっ飛んでて読んでて気持ちよかった。
個人的にかなり楽しめた。
僕の尊敬する人リストに、ひろゆきさんの名が加わりました。
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