ようこそゲストさん

したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2008/02/15(金) わけんの取り扱い説明書、といろいろ考えたこと

未分類


取扱説明書メーカーやってみました。


結果はこちら


脳内メーカーもそうだけど、これはプログラマーが行う「お笑い」だよなぁ。芸人さんは漫才、劇作家はコント、漫画家はギャグマンガ、んでプログラマーが「お笑い」をやろうとするとこういう形になるのかなぁと思った。インタラクティブな「お笑い」だよなぁ。



ギャグマンガは、意味解釈という部分を除けばほとんど受け身の笑い。漫才、コントも、お客さんと作る部分もあるとは思うけど、台本があってそれの通りに進むのが一般的だと思う。それらに対して、○○メーカーは笑いを生む過程の中に消費者が積極的に介入する部分があるのがおもしろい。



逆に生身の人間が作る笑いでもインタラクティブなものってできないだろうか?
というか日常生活の会話の中で生まれる「笑い」というものは総じてそういうものだと思うのだけれど、プロとしてそういうことをやることって可能だろうか?コントとか漫才、漫談におけ「客いじり」っていうものがそうなのかもしれないけど、もっとそれに特化したもの。



具体的に言うと、「お客さんが1人いて30分会話します。その間に10回以上大爆笑させることをおやくそくします。」という商売。超インタラクティブ。なかなか難しそうだなあ。あ、けど、ホストとかこれに近いのかなぁ。



とか、いろいろ考えた。

1: 匿名 2008年02月15日(金) 深夜3時53分

インタラクティブというモノではないよね,きっと.
ブロードキャスト的(皆が同じものを見る漫才等)なサービスというものに相対するそれぞれの個人に向けたサービスというのがより近い表現かも.

このサービスは,例えばわけんくんが,"うぃけん"とか"をけん"とか"うぇけん"とか"をけん"とか,様々な入力を入れてそのレスポンスを楽しむというものでは恐らくないはず.

2: ぴかにぃ 2008年02月15日(金) 深夜3時59分

上の書き込み僕のものです.
"確認"したら名前が消えてしまうんだったっけ?
失礼しました.

"相対する"のあたりの文章がおかしかったですが,"全体"に対する"個"のような,反対のものだということを言いたかったものです.

3: mynz 2008年02月16日(土) 午後3時05分

「生身の人間がつくるインタラクティブ」って、我々人間が極々普通に行っているコミにケーションそのものなんじゃないの?それとも別の意味があるのかな?
たとえば、ここのブログはコメントをつけると生身の人間(わけん)が必ず返事をくれるじゃないか。これはある意味、無茶苦茶(高度な)インタラクティブだよね。

インタラクティブというのは、広義のコミュニーションを何らかの媒体(メディア)を介しておこなうとき、(たとえば)話し手と受け手が時間・空間を共有していない場合に、インタラクティブ性というモノが関与するのだと思うけど。

そして、上のコメントでも指摘されているけど、「取扱書メーカー」はインタラクティブじゃないよ。どちらかと言うと“おみくじ”だよ。体験者の振る舞いや状態を積極的に取り入れているワケじゃないし、相互反応もしていない(多分)。

これにエンタテイメント(お笑い?)があるとしたら、それは出てきた結果を仲間同士で見せあってキャッキャいうためのネタ元提供。

でもこれで面白いのは、インタラクティブでもないし、コミニケーションも成立していないにも拘わらず、体験者にそれらがあるように錯覚するってことだよね。これには何らかの装置が働いている。

4: わけん 2008年02月16日(土) 午後11時06分

う、たしかにお二人の言うようにインタラクティブではないですね…。

たぶん、僕は、体験者が行動しないことには笑いが生まれないというところにおもしろさを感じたのだと思います。
しかも、誰の名前を入れるか、その入れた名前の人のキャラクターとかも、笑いの量に関係するのが面白いと思います。
例えば、酒乱なことで有名な会社の上司の名前を入れて出てきた取扱説明書に「お手入れの際、必ずアルコールの使用量をお守り下さい。」
ってのが書いてあったりしたら面白いですけど、このおもしろさは、その上司のキャラクター如何なわけです。
それがおもしろいなぁと。

5: わけん 2008年02月16日(土) 午後11時13分

> 「生身の人間がつくるインタラクティブ」
そうですね。当たり前すぎて忘れてました。それを商売にしたらどうだろうと思ったのですが、それが、ホストだったりホステスだったり、メイド喫茶だったりするんですね、たぶん。

あ、けど、それらの仕事は専ら人を喜ばすのが仕事ですよね。そうじゃなくて人を笑わすのを専門にした接客業って受けないですかねぇ?店員さんは皆吉本のスークル在学生とかで。需要も供給もありそうな気がします。

6: mynz 2008年02月17日(日) 午後7時47分

「喜ばす」と「笑わす」の間に隔たりを持たせるとなかなか議論にならないと思うけど、コミュニケーションに拘わる商売は需要・供給があっても、実際におこなってみると非常に難しいのが現実ってところやないの。

笑わすコトを例にとっても、若手芸人もそしてそれにお金を払っている客も双方ともに爆笑させたい、爆笑したいと思っているけど、お笑いってそんな楽な商売じゃないよね。

客がお金を払って受動的にサービスを受けるだけじゃなく、能動的にアプローチする形態は性風俗業が代表的やよね。もちろん受け身の風俗もあるんだろうけど、SMなんかは非常に高尚なコミュニケーションの上になりたつロールプレーイングらしく、お互いがそれぞれの役を演じきって、そこに生まれる信頼関係が成立してこそリビドーが昇華されるらしい。(そりゃそうだろう。無感情な女王様の鞭をただ受けるだけじゃ満足できんだろうよ)

まぁ、特殊で強力な欲求でもない限り、そんな七面倒くさいサービスをお金払って受けようとは思わないだろうけどね。

7: わけん 2008年02月17日(日) 午後11時35分

> SMなんかは非常に高尚なコミュニケーションの上になりたつロールプレーイングらしく、お互いがそれぞれの役を演じきって、そこに生まれる信頼関係が成立してこそリビドーが昇華されるらしい。

これを読んで、秋葉原で行った妹系カフェを思い出しました。僕は全然役を演じきれなかったんですが、常連客は兄を演じきってるんですね。これも、性欲に近い「特殊で強力な欲求」があるんでしょうね。

お金を払う側に何かを強いるサービスって、たしかにビジネスにするのは難しいかも知れないのですが、個人的には、どんどん出てきて欲しいです。

なんで、自分がそう思うのか自分でもよくわからないんですが。うーん、既存のサービスに飽きてきて、何か特殊なエンターテイメントを求めてるのかなぁ。

とか言いつつ、単純にブログのネタになるようなサービスが増えて欲しいだけなのかも。


名前:  非公開コメント   

  • TB-URL  http://wkpn.net/blog/0762/tb/