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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2008/05/25(日) 音楽ソフトに思うこと

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テノリオンっていう、「音楽の知識がなくても視覚的・直感的に作曲/演奏することを可能」を売り文句にした商品がある。
http://www.yamaha.co.jp/tenori-on/index.html

このコンセプトは、要は「誰でも作曲できる」っていうことだと思う。

「誰でも作曲できる」というコンセプトのソフトとかハードとかって他にもいろいろあると思うけど、いまいちしっくりとこない。

何でだろうと思っていたのだけれど、今日、ふと思ったのは、それらの機器を使ったら誰が作っても同じような曲しかできなさそうだってことだ。

そうじゃないのかも知れないけど、すくなくとも自分はそんな気がする。個性ある曲を作ることも出来るのかも知れないけど、それには結局、音楽の知識が必要そうな気がしてしまうんだな。んで、そう思うと手を出すのにちょっとブレーキがかかってしまうんだな。

1: tmaeda 2008年05月25日(日) 深夜0時25分

テノリオン、すげー難しそうだけどね。
創造力は刺激してくれそうだけど。
市場的にどうしようもないだろうけど、12万円って高いね。

2: mynz 2008年05月26日(月) 午後3時29分

12万円は高いよね。ほとんど新品のMacBookが買えちゃう値段だよ。

テノリオンと少し競合しそうなデバイスにKAOSSILATOR(実売2万円)ってのがあるけど、こちらが提案するコンセプトも似たような感じで「手軽に演奏できる」なんだね。

わけんが思うように、誰でも同じような曲になってしまいそうってのは共感できる。
手軽なデバイスで手軽な範囲で作曲してしまったら表現の範囲は限られるし、そこからいかに執念なり、個人のこだわりなどを表現していくことが音楽的な深みにつながっていくんだろうしね。

でもね、「だれでも作曲でそう」と思わせるコトって結構ポイントで重要なことだと思うよ。

なんでもプログラミング・ツールで比喩してしまうのってよくないのかもしれないけど、これってVisual Basicみたいなもんなんだよ。もしくはもっと単純なRPGツクールとか。

世の中には、プログラミングをしてみたいとかゲイムを作ってみたいけど、CとかJavaとか難しすぎてチンプンカンプンな人は結構いる。そんな人にマウスだけで簡単にアプリが制作できますとか、これ一本でドラクエみたいなゲームが作れます、みたいなツールの存在は侮れないと思うんだよね。

勿論、実際のアプリ制作やゲイム制作ってそんなに簡単じゃないんだけど、踏みとどまっている連中に最初の一歩を踏み込ませるってが(幻想であれ)そのツールのパワーだよね。後は、そのツールがどれほどの表現力のスケールを許容できるかがポイント。表現力を上げるために専門知識の勉強が必要になるのは全然OKなんだよ。それよりも専門知識を勉強してもそのツールがそれを許容できる範囲が狭かったり、もしくは専門知識を督促しない場合の方が問題に思う。まぁ、それは二の次かもしれないけど。

まぁ、だらだら書いてしまったけど、テノリオンの一番の問題はその12万円という敷居の高さだと思うね。そのへん、KAOSSILATORは一歩リードしている。

3: わけん 2008年05月26日(月) 深夜0時38分

> tmaedaさん
おぉ、お久しぶりです。

> 市場的にどうしようもないだろうけど、12万円って高いね。
高い。高いよ。この程度の想像力刺激してくれそうっぷりに12万は出せないっす。



> mynzさん
> にKAOSSILATOR(実売2万円)ってのがあるけど
お!そんなのが。12万を聞いた後だと激安ですね!
どちらかといえば、まだこっちの方が欲しいです。


>でもね、「だれでも作曲でそう」と思わせるコトって結構ポイントで重要なことだと思うよ。
>
>なんでもプログラミング・ツールで比喩してしまうのってよくないのかもしれないけど、これってVisual Basicみたいなもんなんだよ。もしくはもっと単純なRPGツクール

その手のものにあまり良い思い出がないんですよね。僕も、その昔RPGツクールを買いました。んで、買ったときはすごい喜んだんですよね。けど、あまりの難しさとめんどくささにダウンしましたorz

逆にプログラムがある程度書けるようになってからは、表現力というか、かゆいところへの手の届かなさが嫌でしたね。嫌だったのはProcessingなんですけど。あ、あとFlashもそうかな。

簡易さという点でも表現力という点でも どちらからも裏切られる感じがして結局王道を行くのが良さそうだって思ってしまいます。


> それよりも専門知識を勉強してもそのツールがそれを許容できる範囲が狭かったり、もしくは専門知識を督促しない場合の方が問題に思う。まぁ、それは二の次かもしれないけど。

二の次ですかね。個人的には結構重要だとおもうんですけど。今までの商品はたいてい「だれでも」な部分を強調していたような気がするんですけど、自己啓発マニアな僕としては、極めようとするうちに自然と専門知識が身につきそうな商品というのは非常に魅力的です。

「結局王道を行くのが良さそう」って思ってしまうんですけど、その 「だれでも」な商品 に 王道まで続く道 みたいなものが明確に見えてくると、買ってみようかなという気になりそうです。


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