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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2006/06/13(火) IBMの息子(上)を読んだ

読書

コンピュータの名著・古典100冊の中にあった、
「IBMの息子」の上巻を読んだ。
最初、何か退屈そうな本だなぁ。っと思っていたが、数十ページ読んだところで、めっちゃ、はまった。

IBM創始者トーマス・J・ワトソンの息子であるトーマス・J・ワトソン・ジュニアの自伝。
世の中には、親の仕事を継ぐ2世社長とか2世タレントとかがよくいるが、どうも、1代目以上の実績を残す人物っていうのは、なかなかいない。
しかし、このトーマス・J・ワトソン・ジュニアは、父親が偉大だったのにもかかわらず、自信も、父に勝るとも劣らない実績を残した。珍しいなぁっと思いながら読み薦めた。

コンピュータの名著・古典100冊の中で紹介されていたのだが、むしろ若いビジネスマンにこそ、オススメだと思う。ビジネス書には、研究者が、緻密なデータを使って、組織の運営方法、個人のあるべきあり方を述べているものが多い。
この本には、リサーチしたデータを元に書かれたビジネス書には、絶対にない、人と人との生々しい感情のぶつかり合いがある。だから面白いし、ためになる。

ワトソン・ジュニアが、徐々に、人として成長してゆく様は、興奮そのものだ。読んでいると、まるで、自分も、IBMの幹部になった気分だ。自分も、社長になれるんじゃないか?っと妄想が膨らんでくる。

ということで、オススメ。
下巻を読むのが楽しみ。


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