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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2006/07/28(金) 1から10の数字の中で孤独なのは?

雑談

『すべてがFになる』の面白さについて、語り足りないのでもう少し。
タイトルに書いた
『1から10の数字の中で孤独なのは?』
の質問ですが、この答えは7となります。
これは、『すべてがFになる』の中で書かれていたものです。

さて、なぜ、7が孤独なのか?
答えは、本の中に書かれているのだけれど、試しにこれを、同期のM男さんに聞いてみたところ、見事、正解を答えていただきました。さすが自称天才!



さて、解答。
1から10までの数字を2つのグループに分けます。
それぞれのグループの積をとります。
それらの値が等しくなることがあるでしょうか?

これは、決して等しくなりません。
なぜなら、7があるから。
1〜10までの数字を全部、素因数分解して出てくる数字のうち、ひとつだけしかないのは、7。ゆえに、7が孤独という理屈です。



こんなやりとりが出てくる小説。素敵です。
ところで、ここで一つ疑問が。
1〜nの数字を2グループに分けたとして、それぞれのグループの積が等しくなることは、あるのでしょうか?

これは、絶対に等しくなりません。
なぜなら
* 任意の自然数 n に対して n と 2n の間には素数が存在する
という法則があるから。

わかりやすい説明を試みると、例えば、n=10の場合を考えます。
1〜10の中で、7が孤独です。
7を孤独でなくするためには、対象をn=14まで拡大します。
そうすると、7は孤独でなくなりますが、先の法則により、新しい孤独者11、13がうまれます。
13を孤独でなくそうと、n=26に拡大すると、17、19、23、が孤独になります。
っとどこまで、nを拡大していっても、常に、はぐれものがいるのです。

これを、世の中になぞるならば、
『どんなにマクロな視点でコミュニティをみても、孤独な人(グループ)は存在する。』
っとなる(超強引)。

先日、合コンがあったんで、以上のような会話をしてやろうと、仕込んでいったのですが、場の空気がそれを望んでいないと判断し、そっと引き出しに閉まっておきました。
しかし、今日のダンスの練習後に、パートナーさんに話をしてみたら、意外と好評。勘違いかもしれないが…。
是非、みなさんも、合コンで、披露してみて!クールでロマンティックな男を演出できること間違いなし!

1: ぴかにぃ 2006年08月04日(金) 午後11時24分

孤独な7の問題はかつて名古屋大学の入学試験で数学の問題として出題されたことがあるらしいですよ.
森先生はこれを絶賛されてました.

確か, この話はFでは語られていなかったはず.
恐らく,日記かエッセイか…

2: わけん 2006年08月04日(金) 深夜0時50分

実は、mixiで、びぱにぃさんのプロフィールに森博嗣好きと書いてあったので、コメントがあるのを期待してました。

入試にも出たとは!小説の出版後だったら、小説読んでた人にはラッキー問題ですね。


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