▼ 2007/04/11(水) "汎用"を名乗る言語は、"完全志向へのブレーキ"を壊してはならない。
 			【プログラミング】		
		
各方面の方からオススメされたので、『C++の設計と進化』を読んでます。
途中まで読んだところですが、非常に熱いです!
		プロジェクトXばりに熱いです!
		全てのプログラマー必読と言いたいぐらいに熱いです!
大まかに言うと、C++言語が出来上がるまでの過程について書かれた本です。
		こーいう理由で、この機能は追加されたとか、こーいう理念で、この機能は導入を見送ったといったことが書かれています。
C++という言語ができるまでには、
		「Cとの互換性を完全に維持すべきだ!」派の方達と、「より高機能に!」派の方達との熱いバトルがあります。
著者を含む、C++言語の言語仕様を決める主要メンバーの方々は、どちらの言い分にも耳を傾けます。
		そして、
		「C++は本格的なプログラマにとってプログラミングをもっと楽しいものにする」
		という非常に崇高な目標を達成するのに、最良と思われるの選択肢を選んでいきます。
個人的に、もっとも熱かったのは、
		「"汎用"を名乗る言語は、"完全志向へのブレーキ"を壊してはならない。」
		という言葉です。
完全志向を目指し、あれもこれもと思っていると、いつの間にか、もともと大事にしていたものを失ってしまう。
		"完全志向へのブレーキ"は常に持ち続けなくてはならない。
		この言葉は、プログラムに限ったことではなく、人生の様々な局面で使える言葉だと思います。
		非常に、感銘を受けました。
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