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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2007/10/15(月) 『騙される脳』を読んだ

未分類

●タイトル
騙される脳

●著者
米山公啓

●目的
・僕って騙されやすいよね

●感想
はっきりいって、この本の価値は、前書きに集約されている気がする。
前書きに述べてあることは、
「人間、人の知らないことは他人に自慢したいよね。
その欲求をうまく使うのが自慢マーケティングなのだ。」
という話でした。

「あの本読んだよ。」、「あの映画みたよ。」ってのを自慢したくなるのが人間の性。
新しくて刺激的な内容のものだと特に、人に話したがります。
そして、その話は宣伝になるんです。
んで、特に話者が権威のある人だったりすると、みんな影響されてその商品を買っちゃうよね。
って話。

あとは前書きで述べたことの具体例と捕捉説明、著者の医療業界に対する不満の吐露で成り立っている。

僕の知りたかった「騙されないためには」ということに関しては、後半の1〜2ページ程度しか言及されていなかった。
その中身と言えば「自分独自の価値観を持つべし」という事しか述べていなかったので、もうちょっと具体性を帯びた対策だと嬉しかった。
「自分独自の価値観」というものに気づき、それを育てるにはどうするのかって話を。


あぁ、僕が本を購入する動機の8割は自慢用だな。

●得たもの
・「自慢マーケティング」という概念。
・新しいものには刺激があり、刺激があるってのはドーパミンが出るってこと。ドーパミン出させ続けないとそのうち売れなくなるよ。
・騙されないためには、自分の価値観を持つことが大事らしい。

1: Ackey 2007年10月17日(水) 午後2時00分

「僕の知りたかった「騙されないためには」ということに関しては、後半の1〜2ページ程度しか言及されていなかった。」

・・・しっかり騙されとるがな(^_^;

要は他人がどうこうというのを廃するという事なんですが。それをやりすぎると変わりモンとか変人とか言われてしまう諸刃の刃。素人にはお勧めできない。

2: わけん 2007年10月18日(木) 午前7時45分

> それをやりすぎると変わりモンとか変人とか言われてしまう諸刃の刃。

そーか、だからAckeyさんは…

と、冗談はさておき、
>他人がどうこうというのを廃する
とありますが、この辺のさじ加減は気を遣いますね。廃しすぎても社会に適応できないし、廃さないと騙されたり…。あと、廃さないと人としての面白みに欠けるし。
バランスとるのはなかなか難しいっす。


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