▼ 2006/06/24(土) IBMの息子(下)を読みおわった。
【読書】
なんだ、かんだで、読み終わるのに時間がかかってしまった。
本書の面白さの秘密は、なんだろうと考えていたのですが、ちょうど、訳者あとがきに、納得の一言がかいていました。
以下、抜粋です。
本書全体に感じられることだが、ワトソン・ジュニアは、自分の長所のみならず欠点をも、功績のみならず失敗をも、正直に告白しようとする姿勢を終始崩していない。世上よくある、自分の功のみを誇る成功者の自伝の退屈さを本書が免れているのは、そのせいである。
これを読んで、以前、読んだリクルートの江副さんの本「かもめが翔んだ日」を読んだときに、少し物足りなさを感じたのは、江副さんの欠点や、失敗に関する記述が、少なめだったからなのかなぁっと思いました。
結構、前に読んだので、あまりはっきりとは覚えてないのですが…。
しかし、自分の欠点や失敗を、表に出すというのは、そうとう勇気のいることだと思います。ワトソン・ジュニア氏の一番の魅力は、自分の欠点や失敗を惜しげもなく、さらせるその度量だったのかなぁっと思いました。
もうひとつ、この本で、印象に残ったことは、ワトソン父の
「最大の教育は旅」
っという信念です。
僕も、本ばっかり読んでないで、たまには、旅に出たいなぁっと。
以前、絵画展を見に行ったベトナムなんか、行きたいなぁ。
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