高田純次の「適当論」という本を読んだ。
失礼ながら、テレビで見る高田さんは、正直テキトーに振る舞っているように見える。
そんなテキトーな人が、本で何を述べているんだろうと興味を持って購入してしまった。
結果から言うと、そこそこ楽しめた。
しかし、高田さんが書いた本だと思って買ったのだが、どうやら間違いだったようだ。
いちおう、高田さんも書いてはいるのだが、ちゃんと書いているのは全158ページ中20ページほど。
後は、精神科医の和田秀樹さんの対談と、和田秀樹さんの高田純次分析と、高田純次の生き方を考察した誰が書いたのかわからない(和田さん?)文章から、できている。
表紙に「高田純次」と名前が出ているのだから、もうちょっと本人が書いてても良さそうなものだけど…。
タレントの書く本にはゴーストライターが多いと言われるが、自分で書いている部分があるのだけでも評価すべきなのだろうか?
高田さんの文章部分は、個人的には、そんなに楽しめなかったのですが、それ以外の部分が結構おもしろかった。
そして、高田純次を尊敬するようになりました。
まず、知らなかったんですけど、高田さんって苦労人なんですね。
劇団作って、解散して、サラリーマンやって、劇団入って、何年か後、テレビで売れて、という経歴らしいです。
サラリーマン時代に妻子ができて、そこから劇団に入るというチャレンジャブルというか、暴挙というか、すごいことをしてます。
劇団時代は妻子を養うために、昼はバイト、夜は稽古で、睡眠時間3〜4時間の生活を数年間続けてたそうです。
そして、何より、すごいのは、そんな苦労してきたのを一切感じさせない点。
すごい…。
あと、いちいちバカっぽい発言なんだけれども、実は非常に的を得ていたり、人間の本質をついていたり、するどい視点を持っているのがすごい。
例えば、高田純次さんの発言で気に入ったのが、
「俺は普段、大きいおっぱいのことも考えるけど、小さいおっぱいのことも考えるよ。」
「俺は死ぬまでスケベでいたいんだ。」
という2つ。
>「俺は普段、大きいおっぱいのことも考えるけど、小さいおっぱいのことも考えるよ。」
人間だれしも、毎日中華料理は嫌なものです。たまには日本食も食べたいし、洋食も食べたい。
おっぱいも同じで、大きいことが全てではないのです。また、今日、大きいのが好きでも、明日は小さいのが好きかもしれません。
この発言は、一見、「え、このおっさん、何わけのわからないこと言ってんだ?」って思ってしまいますが、
実は高田さんが人間の多面性というものに対して鋭い感覚を持っていることが窺われます。
>「俺は死ぬまでスケベでいたいんだ。」
脳科学的に、恋愛はボケ防止に良いそうです。
歳をとっても、活き活きと生きてゆくコツは、スケベで居続けること。
高田さんは、スケベこそが人間のエネルギーの源であると直感的に感じておられるのではないかと思います。
僕も、死ぬまでスケベでいたいですね。
本の体裁としては最低ランクなような気がしますが、高田純次という人の魅力の一部は知ることができたので、元はとれたかな。
ただ、熱烈な高田純次ファンの方には、本人が書いている部分が少ないので、あまりオススメしません。
1: hirohiro 『どもです。合宿終わりましたので報告をば。今回は白い絵本というブツに、絵を施し、絵本を作ってみました。参加者は僕含めて4人で。詳細...』 (2007/07/01 10:25)
2: タラコッティ 『とりあえず、わけんぼんはスケベなオッパイ星人ってことでokay?wまぁ、適当に見える人ほど適当じゃなかったりするわけでね。見たま...』 (2007/07/01 16:27)
3: わけん 『>hirohiroさんご報告ありがとうございます!ブログ見させていただきます!>タラコッティさん大丈夫です。周りからは、あの人は...』 (2007/07/01 21:45)
4: Ackey 『> 大丈夫です。周りからは、あの人は、適当そうだけど、何か深いことを考えているに違いないって見えてますよw初めは不思議君に見える...』 (2007/07/02 13:06)
5: わけん 『>Ackeyさんん?タラコッティさんのことを評してたんですよ。もしや、誤解されてませんか?僕も、「あの人は、適当そうだけど、何か...』 (2007/07/02 21:38)