この本はいい!
とかく日本人は、自分たちのことを卑下しがちだ。
この本で麻生さんは、とにかく日本人を褒める。褒めまくる。超プラス思考。
中でも印象的だったのが、インドの地下鉄開発の話だ。
その地下鉄は、インドの技術者と日本から派遣された技術者とで共同で開発された。
インド人技術者の方達は、それまで時間に対してひどくルーズだったのだが、いつも集合時間の15分前には揃っている日本人を見習って、自分たちも早めに現場入りするようになった。
また、日本人の徹底した指導により、数時間遅れも日常茶飯事なインドの交通機関の中で、その地下鉄だけが、数分の誤差で運行されている。
そして、今インドではこの地下鉄を「ベスト・アンバサダー(最高の大使)」と呼んでいる。
というお話。
日本人は外国の方から「勤勉過ぎ」とか「まじめ過ぎ」とか非難され、それを気にしがちだけれども、「勤勉でまじめで、全然OKじゃん」という気にさせてくれるお話でした。
その他、高齢社会に対する考え、地方分権に対する考え、靖国にたいする考えなどが述べられています。
選挙期間になって、頻繁に街頭演説が行われていますが、炎天下の中、立ちっぱなしで聞く気には、どうしてもなれません。
しかし、こういう書籍だったら、政治家の方がどんなことを考えているのかが、さくっと読めるので良いなぁと思いました。
麻生さんの文章が読みやすく、かつ、おもしろいというのが多分にありそうですが。
1: mynz 『> この本はいい!> とかく日本人は、自分たちのことを卑下しがちだ。> この本で麻生さんは、とにかく日本人を褒める。褒めまくる。...』 (2007/07/19 25:35)
2: わけん 『>その麻生さんって太郎さんでしょ?そりゃ日本人を褒めまくるよ。超プラス思考だよ。日本人は、そろそろ非難されるのに疲れてきてると思...』 (2007/07/21 13:14)
3: mynz 『> 日本人は、そろそろ非難されるのに疲れてきてると思うんですよね。> 日本は駄目だとか、日本はもうすぐ死ぬとか、聞き過ぎて。そう...』 (2007/07/21 21:19)
4: わけん 『>でも、世論やメディアは駄目だ、駄目だと行っているのかな。よくわからんけど。日本にいる限りは、あまりプラスなコメントは聞かない気...』 (2007/07/21 22:36)