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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2007/01/25(木) 東大生をみんな教師にしたらどうだろう?

雑談

僕が、かつて通ってた高校は田舎の進学校でした。
そこに在学中、すごく疑問に思ってたことがあります。
うちの高校は、毎年、東大にも何人か入ってるのですが、その東大に入る人を教えるのは東大に合格したことがない先生達です。

これが非常に奇妙に思えました。
スポーツの世界では、かつての名選手が現役選手をコーチすることが多いと思います。
しかし、勉学の世界では、そうでもありません。(大学はそうですが。)

「名選手名コーチにあらず」
という言葉もありますが、
名選手と名コーチの間には、少なくとも正の相関があると思います。

僕は競技ダンス(社交ダンス)をやってますが、やはり実績のある先生、もしくはかつて大活躍していた先生のレッスンの方がためになることが多いです。

日本の教育を良くするには、もっと優秀な人を先生にする必要性があるのではないでしょうか?
なんで、極端な話、東大卒の人らがみんな教師になったら良いんではないかなぁっと思ったしだいです。
国としては、いろんな面でコストがバカ高いですが…。

1: とも 2007年01月26日(金) 午前6時30分

高校の先生達は、その後、
東大に入る力を身につけた、
ということではどうだろう。

2: hirohiro 2007年01月26日(金) 午前7時48分

あえて皮肉れば、
受験勉強という小さな枠組みの勉強のプロというのが東大生(多分いたら怒られそうですが)なら、教師はやはりそれではまずいかなと。

「スポーツ」というくくりと、
「勉強」というくくりは、
似ているようで全く違うように考えています。

3: Rindow 2007年01月26日(金) 午前10時11分

えっと…、正気?(笑)

そもそも「教育を良くする」の具体的内容が分からないと策は講じられないよね?

あと、「ワケンにとって良い」教育と「私にとって良い」教育も中身が全然違っている可能性が高いと思うのだけど、たかが二者間でもそんななのに、「教員みんな東大卒」なんて画一的な物差しの教育じゃあ、ひょっとして大半の学生たちが潰されちゃうんじゃないかなとか思わない?

そりゃあなたや私は適当にやり過ごすとか上手く流れていくとかして耐えられるかもだけど。

少なくとも私には、「東大卒の教員を揃えた学校」なんて非創造的なこと思いつかない(笑) 大丈夫か、ゲームクリエイター。

「教員の能力的な底上げ」っていっても、今いる教員と総取っ替えするわけにはいかないんだし、教育の仕組みを作り替えるという路線が現実的じゃないかしら?

その、どう作り替えるのかの中身については次回会うときにでも。ワケンが覚えてればだけど。
それじゃまた。

4: Rindow 2007年01月26日(金) 午前10時25分

あ、それと医療現場も同様なんですけど、あまりにご無体な要求をさも当然のようにされる方々が顧客に増えてしまった現在、教員全体のモチベーションはかなり下がってると思います。

莫迦な親や棺桶に片足突っ込んだような連中の妄言を真に受けないような、つまり莫迦を子供たちに伝染させないような免疫的仕組みもこれからの教育には必要不可欠でしょうね。

5: 2007年01月26日(金) 午後2時31分

俺は、これくらい過激な方が面白いと思いますよ。

実際に予備校講師なんかには有用なフィルタとして機能しているわけだし。>>東大卒
そこからも、「良い教育」とは何なのかという炙り出しにつながっていくと思います。

6: mynz 2007年01月26日(金) 午後2時48分

やっぱり、誰も同意できないわけで。それとも釣り?

そりゃ、自分が思春期の高校生の時であれば、先生は東大じゃないのに生徒に東大を目指させるのだと反抗心も覚えたかもしれないけども。

教育向上のために東大卒教員をっていう発想はあまりに時代錯誤すぎ。少なくとも教育の現場にて、東大卒の優秀さと教員としえの優秀さの相互は何も根拠がないでしょ。

あと、Rindow氏の意見同様、昨今の教育問題に関しては、学校側の質の問題だけでなく、子や親側の教育責任破棄・転換も多々あるのではないかと思うけどな。
ワケンが親になっても、ここの教員どもはXX大卒じゃないからイマイチだ、なんて思っちゃいけませんぜ。

7: わけん 2007年01月26日(金) 深夜1時06分

>ともさん
>高校の先生達は、その後、東大に入る力を身につけた、ということではどうだろう。
確かにそれが一番素敵な納得の仕方なような気がしますし、実際そうな気がします。


>hirohiroさん
自分が通っていたような進学校だと、先生達も「有名大学に何人入った」とか「偏差値がいくら」だとかを大いに気にします。
なんで、そーいう学校には"受験勉強という枠組みの勉強のプロ"という人が、もっと必要だったんではないかなぁっと思います。


>Rindowさん
>そもそも「教育を良くする」の具体的内容が分からないと策は講じられないよね?
そうだね。「教育を良くする」とはなんじゃろね?
いろいろ考えたけど、長くなりそうなのと、考えがきれいにまとまってないという理由から、
また今度ブログに書こうと思います。

>「教員の能力的な底上げ」っていっても、今いる教員と総取っ替えするわけにはいかないんだし、教育の仕組みを作り替えるという路線が現実的じゃないかしら?
現実的な考えはそうなんだろうけれど、想像を非現実的な領域にまで広げることで、おもしろい考えが出てくるんではないかなぁっと思ったりするわけです。
また、そういう非現実的なことを考えるのが好きなんです。
これが政治家だったら問題だろうけど、一サラリーマンなんで許して。


>魚さん
>俺は、これくらい過激な方が面白いと思いますよ。
ありがたいっす。
僕も、これくらい過激な方が面白いと思ったんで、思い切ってblogに書いてみました。
現実的かと言われると、まったくそうではないのですが、非現実的な提案を種にして、そこから広がる議論によって何か新しいものが生まれてこないかな〜っていう期待もあります。


>mynzさん
>親側の教育責任破棄・転換も多々あるのではないかと思うけどな。
確かに。
しかし、親側を教育する機関はないんで、親の方は手の下しようがない気もします。
それとも国がなんらかの仕組みを用意して、親側の教育責任破棄・転換に対処することは可能でしょうか?

ちっちゃい頭で考えました。
例えば、法律で、
「問題児のご家庭は、授業料倍額です!」(授業料倍額が嫌だったら、家庭でしつけもちゃんとする?)
ってするとか、
「親は先生に文句を言ってはいけません!」(先生への責任転換禁止策)
とかかなぁ。

8: fumiko 2007年01月30日(火) 午後4時15分

いまさらながらコメントです。
高校のとき、東大出身の先生に化学を習いました。
授業スタイルは、毎週担当の生徒が指名され、
先生の指定した問題集の問題を一問ずつ黒板にといていくというスタイル。
どんなに難しい問題も「大変興味深く、良く作られていますね」という
ありがたいお言葉のみの解説で授業が終わっていました。

今思うと、あれはナンだったんだろう?って思いますが
生徒たちも「先生は東大に入るくらい頭が良かったから
生徒がどこがわからないか理解しがたいんだろうな」
と思っていてだれも先生を責めず、尊重していました。
「センター全教科満点の彼には仕方がないよ」ってみんな思っていた記憶が…。

彼は特殊な例かもしれませんが、
「できる」ことと「教えられる」ってことは
ちがうんだなぁ〜って思わされたエピソードです。

9: Ackey 2007年01月30日(火) 午後11時12分

出来ないと教えられませんが、出来るからと言って教えられるかというとそうではない、というだけの問題だと思いますが。

理数系に限って言えばなんぼ何でも大学入ってちゃんと勉強していれば高校入試程度の問題は東大生じゃなくても楽勝のはずです。暗記しなきゃ行けないのとかは努力の問題ですし・・・

逆に、京大生だろうが東工大生だろうが、私の周りにいた人間は、勉強しなかった場合バカになるのに半年もかかりませんでしたよ・・・東大生はサンプルが居ないから分かりませんが、まあ似た様なものでしょう。

学部の入試程度じゃ、その後数年してからの学力の参考にはほとんどならないというのが大学で教えている人間の率直な感想です。幼稚園の頃から受験勉強ばっかりしていた奴なんて、出来て当たり前で、そんだけやって出来なかったら救いようがないだろう、って思ってしまったりします。で、大学入って努力しなくなると一気にボロが出る。あと手と体を動かしたことがないから研究室で役に立たない。受験勉強の別な角度からの弊害ですな。
塾禁止って言うのはあながち間違いじゃないかなぁと。

10: わけん 2007年01月30日(火) 深夜1時36分

>fumiko
たしかに、自分の周りでも、すごくできる人だけど、教えるのはあまり上手でない人というのはいますね。

ただ、個人的には、入試問題を解く能力と、入試問題を教える能力は、ある程度、相関関係があるとは思います。

とりあえず、解けないことには教えることも難しいと思うので。

>Ackey
塾禁止の発想は面白いですね!


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