▼ 2008/03/21(金) なんで、熱血スタイルは流行らないのか?
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今の日本は、1つのことをがむしゃらにやる熱血スタイルより、元 日本サッカー代表の中田みたいな ちょっとクールなスタイルの方が受けるよね。という話を、ずっとまえに友人とした。
なぜか、今日、ふと そのことを思い出したので考えてみた。
んで、考えたんだけど、簡単な結論しか出なかった。
一生懸命になり過ぎると視野が狭くなる。だから、多少クールな方が良いのだろう。
って結論。恋を成就させるためには、好きになり過ぎない方が良い。と誰かが言っていたが、それと似ている気がする。
日本人は、高度経済成長期に がむしゃらに頑張った。けど、その結果、環境汚染だったり、家族とのコミュニケーションが犠牲になったりと、いろいろと不具合が発生した。そのとき、日本人の多くの人は「あー、おいらってば視野が狭くなってたなぁ。」ってなったんだと思う。それからは、がむしゃらに行動している人を見ても、「うんうん、おいらもそんな時期あったけど、それだとうまくいかんよ。」って思い、クールな人を見ると、「おー、かっこええなぁ。」って思うようになったんだと思う。だから日本人は、いまのところクールな人が好き。(な気がする…)
と言っても、熱血スタイルとクールスタイルと どっちが良い悪いって言いたいわけではない。熱血スタイルはパワーがあるし、クールスタイルは、大局を見る視点があるし、どっちも良い面がある。良いとこ取りを出来たらいいなぁ。
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1: hirohiro 2008年03月22日(土) 午前7時18分
僕の予想では、
流行らないのではなく、「そういうもの」の
感覚が薄れてしまったことにあるんじゃないかと。
3年B組金八先生は有名なドラマだと
思いますが、あのドラマが「時代の流れ」にあわせて、創られるというところで、
ものすごくショックを受けたことがあります(笑)
(まあ、作り手からは当たり前なんでしょうが)
きんっつあんは熱血だと思いますが、
例えば生徒の前で「思ったこと」を
きっちり「述べる」し、誤りも認めるような
「出来た」大人が少なくなったのかもしれませんね。
あと、何か目標を持っていきている人に
「持っているからなんなの?」という
しらけた感じで(しらけても何も見えないのですがね)対応されることも多いのではないでしょうか。
ということは結局
流行らないということなんでしょう(笑)
2: mynz 2008年03月22日(土) 午前9時52分
これが因果だ、と決定的なことは言えないにしても、自分も何かあげるなら、少子化と都市化と経済的変化に寄るものをあげよう。
三世代前、じーさん、ばーさんの時代は、今と比べるとずっと兄弟・家族の構成員が多く、地域の社会的結びつきが強く、かつ貧しさがあった。 そういった社会では個人が独立した趣向や思考を重んじて行動を起こしにくく、共同体との協調が重んじられるようになる。たとえば、狭い家にも大所帯で生活するので個人部屋などありえないし、兄は弟の面倒を見なければならない、近所とのつきあい・助け合いが濃くなる。まぁ、平たく言えば「義理・人情」が発達し、熱血になる環境にある。
これが現代になるに従って上であげた、少子化、都市化(核家族化)、経済的変化がお互いに相関しながら台頭してくる。そうするとコミュニティは密から粗になる。集団主義から個人主義へ移行し、個人と個人との垣根がグンと高くなる。
例えば、誰かが社会的成功を遂げるにしても、昔ならば共同体を代表して自分は成功したとなるけれども、現代ならば自分の成功は自分の実力という具合に個人に還元されやすい。逆に言えば、昔は成功に至るためには他者との多くの関わりが必然だった。
そういうことを踏まえると、「熱血」の熱とは他者との間に生まれる摩擦熱なんじゃないかと見ている。
3: わけん 2008年03月24日(月) 午後8時28分
> hirohiroさん
> 例えば生徒の前で「思ったこと」を
> きっちり「述べる」し、誤りも認めるような
> 「出来た」大人が少なくなったのかもしれませんね。
そうですね。今の時代、きっちり述べたら KY って言われそうですw
> あと、何か目標を持っていきている人に
> 「持っているからなんなの?」という
> しらけた感じで(しらけても何も見えないのですがね)対応されることも多いのではないでしょうか。
幸い しらけた感じの対応をする人と直接話したことはないのですが、一度話を伺ってみたいですね。
僕的には、目標のある方は相当うらやましので、それを覆してくれるのかどうか気になります。
> mynzさん
人とのつきあい -> 義理・人情 -> 熱血
という視点は、なるほどなと思いました。そう言われてみると友達が多くてクールな人って あまり見ないし…。この場合、「クール -> 友達少ない というように逆なのかも知れないですけど…。
> 「熱血」の熱とは他者との間に生まれる摩擦熱
これはmynzさんの考えをうまくまとめた良い言葉ですね!
もうちょっと「熱血な」人について考えてみようと思ったのですが、考えてみると自分の周りには ほとんど「熱血な」人がいないことに気づきました。やっぱり流行ってない…(-_-;)
とりあえず、家族構成と熱血っぷりに相関があるかどうか周囲の人を調査して見ます。
大したことじゃないですが、結論がボンとあって、説明があってと 分かりやすい文章ですね。
見習わねばと思いました。