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したっぱプログラマーの日記(The diary of a minor programmer)

2006/09/17(日) ジャコメッティ展を見てきた。

雑談

マイミクの方とジャコメッティ展を見に行ってきました。
CGの学会でSiggraphというのがあるんですが、そのSiggraph2003においてアニメーションで一番評価されていたのがジャコメッティの生涯をCGアニメ化した"Eternal Gaze"という作品でした。
どんなものだったかはこちら

僕はそのアニメでジャコメッティの存在は知っていたのですが、ちゃんと作品を見たことはなかったので、今回兵庫県立美術館に行ってきました。

美術館の解説によると、ジャコメッティは、人物を見えるとおりに表わすということを突き詰めて行ったらしいのですが、人物を見えるとおりに表わすということを突き詰めて行くと、なぜこんな彫刻になるのかが、理解できませんでした。

そいで、なぜ、こういう風になるのか、友人といろいろ考えをめぐらせてみました。

右目から見たモデルと、左目から見たモデル、もしくは、5分前のモデルと、5分後のモデルなどなど、時間的、空間的に違うものを、彫刻というメディアに、ぎゅっと圧縮して一所に留めようとすると、こんな感じになるのかなぁっと思ったり。

また、"見る"という行為は、

光が網膜に入って、
それが脳に伝わって、
それを脳が解釈をし始めて、
それとともに脳内のスクリーンに像が描かれていって、

というように細分化できると思うのですが、その過程の中において、ジャコメッティの彫刻のような映像を、脳内スクリーンに描画している瞬間というものがあるのかなぁとか思ったり。

といった感じで"見る"という行為について、深く考えさせられました。



さて、そんな風に頭を悩ませたりもしたのですが、それはともかくジャコメッティの作る細〜い人間の彫刻って、なんか好き。自分も細長いからだろうか?
友人にも、僕っぽいと言われたし。

あと、美術館で見ているときには言えなかったんだけど、なんか、あの細〜い人間を見ていると、先日会社で行われた健康診断のときに使った検便用の棒に便がついているの画を思い出してしまった。
もしくは、アーモンドとかついてるポッキー。

ポッキー
ジャコメッティの作品

お食事中の方、アーモンドポッキー好きの方、ごめんなさいm(_ _)m



そういえば、中学時代、何人かの人には、ポッキーと呼ばれていたことを思い出しました。ということで、

ジャコメッティの作品 = ポッキー = 僕

という美しい等式が導けました!



あ、けど、一歩間違うと、

ジャコメッティの作品 = ポッキー = 僕 = うんこ

ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!

1: 匿名 2006年09月19日(火) 午後11時30分

途中から、パソコン相手に爆笑しながら読みました。
美術館で言っていたら、きっとみんなポッキーとかポッキーとかとかに見えて大変だっただろうな。
つれづれの話が論理立てられまとまっていたので、すごーいと感動しました。

2: わけん 2006年09月19日(火) 深夜0時17分

>途中から、パソコン相手に爆笑しながら読みました。
お、受けていただけたようで良かったです(^^)

>つれづれの話が論理立てられまとまっていたので、すごーいと感動しました。
まだまだ稚拙な文章で、お恥ずかしい。精進します。

3: ひょん太 2006年09月19日(火) 深夜2時47分

結論が 「僕 = うんこ」というのが秀逸です!!!!







でも、細いのうらやましい。


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