●タイトル
不動心
●著者
松井秀喜
●目的
・けっ、野球選手がまともな文章書けんのかよ！
・自分は逆境に弱いので、一流選手が逆境をどのように乗り越えているのかを知る。
●感想
すげーよ秀喜！
いや、何を呼び捨てにしてるんだ僕は！
秀喜さん！秀喜様！
本屋でたまたま見かけて、上記のような理由で購入した本だが、これが大ヒット。
いや、ホームラン。
文章は平易で、非常に分かりやすい。
僕の考える秀喜さんの不動心のポイントは、「未来によって過去を変える」ということを実行している点だと思う。
これは、先日読んだDr苫米地という方の書いた書籍にもあったし、自分のいろいろな体験からも思うことなのですが、
「過去というものは、未来によって変わります。」
これはどういうことを言うのか説明しますが、それには秀喜さんの例が非常によくマッチしているので、それをご紹介します。
2006年、秀喜さんは連続試合出場を止めてしまう大きな怪我をしてしまいます。
秀喜さんは、非常にショックを受けました。
しかし将来振り返ったときに、
「あの時の怪我がなかったら、今の自分はなかった。あのとき、怪我をしておいて良かった。」
と言えるように頑張ろう。と思って、リハビリを頑張り、さらには、これをチャンスと思って、異例のシーズン中のバッティングフォーム改良に取り組んだそうです。
その結果、復帰直後の試合で4安打と大活躍。きっと数年後、振り返った時には、
「あの時の怪我がなかったら、今の自分はなかった。あのとき、怪我をしておいて良かった。」
と言っていることでしょう。
過去の不幸なことを未来によって幸福にしてしまう。それを目指して現在努力する。
これが、過去というものは、未来によって変わるということであり、
秀喜さんの「不動力」の源となる考え方だと思います。
文章を読んでいくと分かるのですが、秀喜さんは、非常に素直で謙虚です。
自信を凡人と捉えているところがあります。
唯一優れているのが、努力が得意という点。
その努力の天才というのが日本人的には非常に好印象で、読んでいて非常にさわやかな気分になれる文章でした。
●今回得たもの
・やっぱ、一流選手は頭も良い。
・過去を変えるための未来を変えるための現在の努力。
・自分の弱さを認める勇気の大切さ
・自分が興奮状態の時に書いた文章を後から見返すと恥ずかしい。（↑の文章自体は1週間ぐらい前に書いた。）
・Movable Typeがうまくレイアウトしてくんない
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