実家帰り途中。仙台のマンガ喫茶にて書き込み中。
新幹線の中で、『号泣する準備はできていた』を読んだ。
会社の同期と、先日、社内食堂で話していたら、江国香織の評判はいまいちだった。
きれい過ぎる。
この小説の登場人物はスーパーの特売品とか買わなそう。
人間臭さがない。
おもしろさがよくわからない。
といった意見があった。
個人的には、依然読んだ『神様のボート』は、面白いなぁっと思って読んだ記憶がある。
しかし、肝心のなんで面白く感じたのかという部分を忘れてしまった。
小説自体は、なんか、けだるくて、はたからみたら不幸なんだけど、いい具合に力が抜けてて、ふわ〜っとした感じだったような気がする。
人間臭さを感じなかったのが、スタイリッシュでかっこよく思えたのかも。
さて、『号泣する準備はできていた』ですが、個人的には、まあまあかなぁ。
短編集なんだけど、出てくる人の女性のほとんどが、ちょっとヒステリック気味な感じで、棘のある言葉を発してたのが、痛くてちょっと。それが、また面白かったりもしたけど。
それでも、やっぱり、人間臭さを感じる部分は少なくて、スタイリッシュで、かっこよいなぁっと思ったりもした。
読んでいて、恋愛についても、いろいろ考えちゃったけど、それについては、また今度。
1: kamino 『「いる」と「いた」では印象が大きく違うよ。プラネットただいま。』 (2006/08/16 24:59)
2: わけん 『ぎゃふん。ナイス突っ込み。修正しておきました。おかえりなさい。』 (2006/08/17 7:01)